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2011年8月29日月曜日

第28回プレクシャ・メディテーション研究会のご案内



28回プレクシャ・メディテーション研究会のご案内


28回プレクシャ・メディテーション研究会を下記のとおり開催いたします。

ふるってご出席下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。


日時: 201195日(月)19:0021:00 場所: 「市川市南行徳
東京メトロ東西線「南行徳」駅下車、徒歩1分。南口を出て線路沿いに浦安方向へ。 突き当たりの建物。立体(タワー)駐車場有り(車庫入口は大通り側)) アクセスマップ http://www.city.ichikawa.chiba.jp/gyotoku/m_mapprak.html


テーマ: 体内を流れる「エネルギー」の秘密

 これまでは、主として物理的な身体(肉体)の知覚によってどのような身体的効果が生まれるか(健康への影響)について医学的知見をまじえながら検討してきましたが、ここからは体内を流れるエネルギーの知覚を通じてどのような精神的効果がもたらされるかという問題に焦点が移ります。プレクシャ瞑想のより高度な段階である「微細な身体の知覚」「霊的中心点の知覚」「霊的色彩光の知覚」の理解には、この「エネルギー」とは何かという問題を避けて通ることができません。

 そこで次回は、これら高次の知覚瞑想に進む準備として、「エネルギー」の概念について考えておきたいと思います。「エネルギー」には生物学的な意味での電気エネルギー(生体エネルギーbio-energy)もあれば、哲学的な意味合いを含む生命エネルギー(vital energy; prana)もあります。これらをどのように理解し、瞑想の対象として観じればよいのかといった点を検討します。

今回は特に必読文献はありません。各自「体内エネルギー」あるいは「プラーナ」等の概念について整理してきていただければ幸いです。

※当日参加費として500円(非会員の方は1000円)(通信費・会場費・資料代等を含む)を頂戴いたします。

※準備の都合上、出席される方は、前日までに出席のご連絡をsavita.nakamura@gmail.comまでお願いいたします。



【今後の開催予定】

103日(月)19時~21 場所:同上

125日(月)19時~21 場所:同上 ※プレクシャ.メディテーション研究会は、原則として、毎月第1月曜日に開催しています。

※本研究会の開催予告(速報版)は月刊メールマガジン『[プレクシャ・メディテーション]-勝利者の瞑想法』(日本プレクシャ・ディヤーナ協会)にてご確認いただけます。講読(無料)をご希望の方は、こちら(http://archive.mag2.com/0001262370/index.html)からご自由にご登録ください。
※会員割引による研究会への参加をご希望の方は、協会ホームページ(http://jp.preksha.com/preksha/member.htm)よりお手続きください。

2011年8月20日土曜日

シリーズ[鬼の住処]


(子供たちが『桃太郎』の絵本を棚から持ってきた:
♪「お話、お話、パチパチパチパチ、うれしい話、たのしい話、シッシッシッ
シッ静~か~に聴きましょう。何かな、何かな…」♪ 「はい、これ読んで!」)

  「むかし、むかし、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
  おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。すると
  大きな桃が流れてきました。喜んだおばあさんはその桃を背中に担いで帰
  って行きました。
   桃を切ろうとすると、桃から大きな赤ん坊が出てきました。二人は驚い
  たけれども、とても幸せでした。その子は桃から生まれたので、桃太郎と
  名づけられました。桃太郎はあっと言う間に大きくなり、立派な優しい男
  の子になりました。
   ある日のことです。桃太郎は二人に言いました。『鬼ケ島に悪い鬼が住
  んでいると聞きました。私が行って退治しましょう。』…」

「ねぇパパ、鬼ってどこにいるの? お外にいるの? 悪いことするの?」

(そのとき流れたテレビのニュース:)
  「千葉県柏市で、2歳の長男に十分な食事を与えずに死亡させたとして、
  両親が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。…司法解剖の結果、
  長男は紙切れやプラスチックのようなものを口にしていたことが分かり、
  警察は、男の子が空腹に耐えかねて身の周りのものを口に入れていたと
  みて調べています。男の子の体重は同年代の男児の平均13キロに対し、
  5.8キロしかありませんでした。…」

(こんな鬼のお話はいかがでしょうか)
  「遠~い、遠~い昔のことでした。ある小さな島に、ふたりの男の子が生
  まれました。ふたりは何をするにも、いつも一緒でした。一緒に山に行っ
  ては虫や木の実をとり、川に行っては魚をとり、夜寝るときも一つ枕に仲
  良く頭をのせて、おしゃべりをしながら眠りました。
   ある日のことでした。ふたりが山にいくと、とってもかわいい赤ちゃん
  ウサギが泣いていました。ふたりが『どうしたの?』とたずねると、『お
  母さんがいなくなっちゃったの』とウサギが答えました。『じゃあ、ボク
  たちが一緒に探してあげるよ。』そういってふたりは一所懸命ウサギのお
  母さんを探しました。でも、夜になっても、お母さんウサギはみつかりま
  せん。このままでは赤ちゃんウサギはお腹を空かせて死んでしまいます。
  ふたりはウサギを家に連れて帰り、一緒に暮らすことにしました。
   ふたりはウサギがとってもかわいかったので、大事に、大事に育てまし
  た。ウサギもふたりがとっても親切だったので、ふたりのことが大好きで
  した。ふたりは、毎日、競い合うように、ウサギの好きなものをみつけて
  は持って帰りました。ある時は、山からウサギの大好物の葉っぱをたくさ
  ん持って帰りました。またある時は、川にあった枯れ木でトンネルをつく
  ってあげました。
   ところが、だんだん、ふたりは自分のことだけを好きになってもらいた
  くて、よくケンカをするようになりました。このウサギは自分のものだと
  言っては相手を叩いたり、蹴飛ばしたり、引っ張ったり、しまいにはひと
  りが持ち帰った物を隠したり、壊したりするようになりました。
   乱暴になっただけではありません。もう島にはウサギにあげる物があま
  りないので、小舟で近くの島々に渡っては、村人の物を盗んでくるように
  なりました。
   そんなある日、ウサギが山に帰ると言いだしました。ここにいたらふた
  りがケンカばかりするので、山に帰りたくなったのです。それを聞いたふ
  たりは腹を立てて、ウサギを殺して食べてしまいました。
   ウサギがいなくなると、代わりの物が欲しくなり、いろいろな動物をつ
  かまえては飼ってみましたが、いつも最後は取り合いになり、ケンカして、
  殺して、食べてしまうのでした。
   そんなことを繰り返すうちに、月日が流れ、ふたりの両親もこの世を去
  り、大人になったふたりだけが島で暮らすようになりました。それでも仲
  の悪いままのふたりは、あいかわらずケンカばかりしていました。
   両親がいなくなってからは盗みもますますひどくなり、最近では物だけ
  でなく人間までさらってくるようになりました。さらわれた娘たちがどう
  なったかはわかりません。村人たちは体の大きな醜い形相のふたりのこと
  を『人さらい鬼』とか『人食い鬼』と呼んで恐れるようになりました。そ
  していつしかこの島は『鬼ヶ島』と呼ばれ、誰も近づかなくなりました。」

「鬼」はどこにいるのか? 
それはきっと人の中に棲みついているのではないでしょうか? 

人は誰でも欲望を持っています。独占欲、支配欲、情欲、食欲、…。そして、
放っておくと、それを満たすためなら何でもするし、満たされないと怒りが生
まれ、暴力が生じます。我欲を満たすためなら、平気で我が子を殺してしまう
人さえいます。

誰の心の中にもいる鬼。その鬼の芽を(1)押し込めるのか(抑制)、(2)
コントロールするのか(制御)、(3)摘み取るのか(消去)。

プレクシャ・メディテーション(ジャイナ教の瞑想)は第(3)番目の道(=浄化)を
目指しているようですが、はたして本当にそれは可能なのでしょうか?
自分自身で確かめてみるしかありません。


<著:中村正人>
(協会メールマガジンからの転載です)


コラム[只見の水害と復興状況]


多くの皆様から7月29日から30日にかけて発生した新潟・福島大水害の被害に
ついてお見舞いの言葉をいただきました。水害発生後、8月2、3日及び8月10日
から16日まで2回只見に行きましたので、被害の程度と復興状況について報告
します。

テレビ等で報道された内容は被害の一番ひどいところであり、視聴者は町全体
がめちゃくちゃになってしまったとの印象を受けがちですが、被害の範囲は町
全体の一部であり10%に満たないと思います。被害の大きい箇所は伊南川、只
見川、叶津川に架かる橋の流失です。伊南川の小川橋が流出し、楢戸橋が半壊、
只見川本流の五礼橋が半壊、叶津川の中の平橋が半壊です。道路の崩壊は黒谷
川と叶津川だけで他はほとんど無傷です。田畑の冠水、土砂の推積被害は只見
町中心部と叶津、八木沢集落が主な所です。家屋の流出は全町で10棟未満です。
8月2、3日と被災直後の現地を視察しましたが、想像していたより被害が軽微
なので安堵しました。

被害の一番大きかった地区は番所のある叶津地区に隣接する八木沢集落と中ノ
平集落です。番所管理人さん宅は中ノ平集落にあり家屋の流出を免れたものの、
床上浸水の被害で、床下は土砂で埋まってしまいました。番所と中ノ平集落の
間には叶津川に架かる橋がありますが、洪水で半分崩壊していました。電柱も
倒れ、停電していて、電話も不通、断水のため家族全員が番所に避難していま
した。8月5日には断水していた番所の水道も復旧したと連絡があり、お盆休み
の番所でのイベント開催が実施できる目処がたちました。

8月10日に只見を再び訪れると、すでに中ノ平集落までの道路や橋が仮復旧し
車で行き来できるようになっていました。道路の復旧と共に電気や水道などの
ライフラインが復旧し、只見川沿いの国道も塩沢集落まで通行できるようにな
っていました。ライフラインの復活まで一ヶ月はかかると思っていましたが、
一週間ほどで復旧したのには驚きました。番所下の叶津川には数台の大型パワ
ーシャベルが川に降りて流れを元の姿に治す工事を急ピッチですすめています。
河原石を寄せ集めて、仮堤防が造られていきます。思ったより復旧のスピード
が速い印象です。流出した橋や崩壊した橋の完全復旧までは2、3年かかりそう
ですが他の被害は来春には復旧しそうです。美しい風景も雪の季節を越えて新
緑のころには元の姿に戻っていることでしょう。我々の住む現実世界は変化、
変化が続いてゆきますが、時には急激な変化をおこします。それが、この度の
東日本大震災であり、只見川の氾濫だと思います。幸い只見は原発事故による
被曝被害はほとんどありませんでした。水害の被害は想定の範囲であり復興は
早いと思います。

私が一番心配していたのは、叶津川と只見川の合流点にある瞑想の場所がどう
なっているかでした。合流点の左岸段丘は洪水でだいぶ様子が変わっていまし
たが、瞑想ポイントはほとんど元の姿をとどめていました。新しく対岸にも瞑
想にふさわしいポイントを見つけたので、従来どおり合流点での瞑想を合宿の
プログラムで実施できそうです。

一日も早い只見の復興と被災された皆様の健康をお祈りします。


<著:坂本知忠>
(協会メールマガジンからの転載です)


2011年8月17日水曜日

【新設】プレクシャ・ヨガ&メディテーションクラスのご案内


残暑お見舞い申し上げます。
毎月第一月曜日の研究会開催前の時間帯に、プレクシャ・メディテーションとアサナを学びあうクラスが9月より新設されます。

アサナで身体をほぐした後にプレクシャ・メディテーションの実践をを学んでいきます。このクラスでのアサナの指導は、指導歴のある参加者の皆さんにもご協力いただき学びあいをしていきたいと思っています。瞑想指導は、協会指導員の森山江美が担当いたします。

9月開催日は 9月5日(月)となります。

日時:毎月第一月曜日 15:00~16:45
場所:行徳

※初めて参加される方は予めご連絡をいただき、日程や開催場所をご確認下さい。

お問合せ先:japan@preksha.com


ぜひ研究会も兼ねてご参加くださいますよう、お待ちしております。